2008年8月25日月曜日

8月23日 今日もよりみち。

和田倉門前、東京銀行協会ビル。ちょっとみるとふしぎですね。古い建物に新しいビルが突き刺さっている感じ。もとはお濠に面してレンガ作りのビルが並んでいたのでしょうけれどもうほとんどが建て替えられてしまいましたものね。ここだけが昔の雰囲気を残そうとこんな風にしたわけですね。僕が中学生とか高校生だった頃にはまだこうした古い、いい雰囲気のビルが残っていたように思いますが、いまはここともうひとつくらいですか。お濠に面してレンガ造りのビルが建ち並んでいるさまはきれいだったでしょうね。
和田倉濠。和田倉門交番前から日比谷方向を見ています。すこし秋めいて涼しい雨でした。そぼ降る雨はすこし寂しいですね。もう午後6時まですこし。きょうは友人の結婚式二次会で和田倉門噴水公園に来たのです。すこし時間があったのでちょっと寄り道。
和田倉門交差点。遠くのビルが雨にけむり霞んでいます。そう、雨の日はこうした遠近感が良いですよね。いつもより遠く、手が届かない感じ。
友人は蒲田に住んでいた頃の飲み仲間。とある居酒屋での常連仲間です。ぼくが蒲田から引っ越した後、彼は広島へ。それでも10年以上おつきあいが絶えず、お酒のなかま。人の縁てふしぎなものと言いますが、ほんとにそうですね。

和田倉門から新丸の内ビル。なんか、大都会。でもお濠のおかげで建て込んだ感じがしなくていいですね。でもその分まえに立ちふさがるビルがとても大きく見えます。
雨の日の風景はすこし寂しいのですが、出席者にはにはありがたかったです。すこし涼しくて汗をかかずにすみました。結婚も人の縁。まずはお二人に幸多かれ。

4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

「雨の日は下を向いて歩きましょうね。路面に映る別の世界を見ることができます。寂しいからじゃないですよ。いつか夢の中で見たような別の世界を空想するんです。」

またすてきなこと聞いてしまいました。
もてぎさんは、どうやっておもしろいことをみつけてるのでしょうか。

ふしぎな人なのですね。

そして、三枚目。

なんだか日本ではないみたいに見えました。

写真ってすてきですね。




「雨粒のいのちのように自分の空想も短く、つぎつぎと湧いては消えて行きますね。10分ほど歩く間の何十万の雨粒のごとく、何十万もの空想をしました(笑)


なんじゅうまんもの空想。

くうそうをメモして教えてくだされば、
いいのになぁ。

きっときっと、1冊の本になるのに。

でも、しゃしんに全エネルギーがとられてるんでしょうね。。。

よけいなことかきました。

「ここを通る一瞬だけ心は遠い旅に出かけてしまうのです」

写真よりも、最近文に目がいってしまいそう。
それくらい文もすてきです。

匿名 さんのコメント...

初めまして。先日、関川さんのワークショップでお邪魔させていただきました。お仕事中にも関わらず、ありがとうございました。
その際にお顔を拝見して”あれっ?”と思ったのですが、Nikon Digital Liveで終盤の20分ほどお話(evianのボトルを手に)を聞かせていただいた方だっとは...びっくりしました。

こちらのお写真を最初から拝見して、いろんな表情の東京、そして物憂げな空、優しい空、怒っている空、空もいろいろ。どの写真もその中へ吸い込まれるような気がするのです。
多分、写真の添えられている言葉の力も大きいのでしょう...
写真も言葉もとっても難しい生き物ですが、なんでもない当たり前の日常の写真に息を吹き込まれているような...
なんだかまとまりのないコメントになって申し訳ありません。
これからもいろんな東京が拝見できることを楽しみにしています。

茂手木秀行 もてぎ ひでゆき さんのコメント...

ももさん
続きはこちらに。

恋の話は不得手なので、いじめないでくださいな。
ももさんの宝物、よしさん。きっと彼はずっとももさんの手を握っていてくれたんでしょうね。
そんな素敵な空想をしてしまいました。

いつか見た夢、突然ネコに変身してしまってほとほと困り果てる夢を見たことがあるんです。にゃーにゃー言って人のズボンにまとわりついて足げにされたり、パソコンの文字で伝えようとキーボードに乗ってみたら邪見にされたり。あれあれ、なんだかそれはウチのネコみたい。とにかく「おらあ、にんげんだあ」と伝えたくてじたばたしてしまう夢でした。
それからやっぱり、空を飛ぶ夢。体の芯がしびれるように気持ちの良い夢でした。
怖かった夢、ひとがたくさん死んでその魂が流れ星のような光で天に昇って行く夢。怖くて脂汗をかいたけれどその一方でとても美しい幻想でした。

そんな夢が写真にならないかなあといつも思っているんです。
いつも通りなれた道が雨に光っているだけで、違う道に見えませんか?
いつもみているものがいつもと違って見える。
そんな時は自分の心が動いている時なのだと思いますよ。

そして僕は身長171センチ。中肉中背と言ったところです。真冬の夜の公園では着膨れしてますからね。その姿で水飲み場で得体の知れないものを長い時間洗っている姿は本当に怪しい。アヤシイのひとことにつきます。ですが、雪降る岩手や秋田の公園ではそんな時間に誰も来ないので、まあ差し支えはありませんでしたが。南大東島では朝早くからでかけ、夜中に帰ってくる生活でしたが、宿の方からは随分怪しまれた模様です、よ(笑)

そして、月島。
ごめんなさい、時折は行くんですが、たくさんのもんじゃ焼きやさんがあっていつも把握できていないのです。でも、場所の雰囲気も楽しいしなにより「一緒にたべれなきゃ意味ないじゃん」と言ってくれるよしさんと一緒ならどこであっても美味しい筈だと思います。ごはんて何を食べるかより誰と食べるかの方が重要ですよね。

もてぎ

茂手木秀行 もてぎ ひでゆき さんのコメント...

fraisechocolatさん
はじめまして。関川さんのワークショップにおいでになっていたんですね。Nikon Digital Liveもご覧頂いてありがとうございます。カメラ、デジタル関連メーカーの主催するセミナーで月1、2度は講師をしておりますのでまたお目にかかることもあるかと存じます。その節はお声がけくださいね。

東京アーカイブでは
日常の、見飽きた、なんてことない
そんな言葉がキーワードになる風景のなかに時間が過ぎ行くことで生まれてくる東京の今の姿を写し留めたいと思っています。そのときその風景の中に何事かを見つける自分の目こそが東京に今くらしているものの目線でありたいとも思っております。

今後ともよろしくお願いします。

もてぎ