2008年7月27日日曜日

7月27日 雨の色、夏の色

いつものように仕事の前にちょっと寄りみち。勝ちどき3丁目です。ここも再開発がすすんでいます。木造二階建てのおうちの向こうに大きなビルが迫っていますし、向かい側には高層マンション。水に囲まれたこの街は魅力的なところです。住みたいなあ。木造二階建ても魅力だし、マンションも景色がよくていいでしょうね。でも、この木造二階建てが失われたらこの街の魅力も失われるのではないかと思うんですよ。
勝ちどきから奥へ。行き止まりが豊海埠頭。ここからはレインボーブリッジが良くみえます。夜景もキレイですけど、きょうみたいな雨の日もいい雲が見られるのではないかと思ってきてみたのです。やっぱり、正解でした。日暮れ間近の青みがかった雲。雨を降らせた後にちぎれ行く雲。切ない雲、です。
ここでも反対側に目をやると竹芝桟橋近辺が見えます。錆びたガードレールが素敵でしょ。港。な感じがにおうんです。

そして最後は八丁堀2丁目。仕事をしていて窓のそとが真っ赤であるのに気がつきました。屋上にでると夕日を透かした、雲が真っ赤に光っています。なんとも不思議な色でした。これも夏の色だと思います。

明日から作品撮影のため、南大東島に行きます。しばらく、東京アーカイブはお休みです。

2008年7月26日土曜日

7月25日 銀座の夏

銀座1丁目20番地の畳屋さん。2階のベランダにひまわりと朝顔!季節を感じさせてくれる花たち。なかなか銀座ではひまわりと朝顔には出会えないですが、こうしてベランダで楽しむ方法があるんですねえ。たまには上を見上げて歩いてみるものですね。
笑う家。銀座1丁目20番地。でしょう、でしょう、笑っているでしょ、この家。とっても好きなんですよね。ずっと見ていた筈なのに、この家が笑っていることに気がついたのはほんの数年まえのこと。しかも天気のよい午前中でないと笑ってくれないんですよ。

銀座通り、銀座1丁目。夕立が来そうな重い雲。でも、そらは明るくて、まさに夏の夕暮れでした。でも、結局深夜にちょっと降っただけでした。ぼくは降られちゃいましたけど....

7月24日 蝉の声を聞きながら

芝公園の蝉の声を聞きながら東京プリンスホテルに向かいました。中学・高校時代を過ごしたこの界隈はとても懐かしいところです。増上寺は変わらない風景ですけれど、空の向こうには高層ビルが増えました。それでも夏は蝉時雨です。

東京プリンスホテル玄関から。ビルが増えたものの空が広くて気持ちいい。通学路としても通っていたりして、東京プリンスホテルにもさまざま思い出があるのです。きょうはじりじりと肌を焼かれる日差しですが、夏のある日や雨の日、そぞろあるく夜のとき。暑さもひととき忘れて思い出を思い出しました。

東京プリンスホテルに来た目的は、雑誌写真記者会賞の授賞式に出席するためです。ことしは優秀賞を頂きました。優秀賞はこれで二回目。なかなか最優秀賞をいただくことは難しいですね。でもうれしいです。

7月23日 東京モノリス

ブルーの建物、ブルーの空、白い巻き雲。なんだか味のある建物です。新木場4丁目、材木商さんの事務所だと思います。なんだか夏向きな事務所です。
いいですよねー、モノリス。フォトショップワールドで連載していた「東京アーカイブ」でも出しましたけど、東京港臨海大橋の橋脚です。木星に出現し、月でも発見されたモノリス。思い出すでしょ。時は2001年をすぎてしまいましたが、人類はまだ木星には行けませんねえ。でも、東京湾にモノリスは出現です。ここに橋が架かる頃、東京はどう変わるでしょう。


そして反対側の海に東京が浮かびます。水に囲まれた東京。ここに来ると東京が海に面した都市であったんだなあって、改めて思い出しますよ。

7月22日 いつもの橋で

晴海通り、春海橋の上から。この橋の上からの景色好きなんですよ。東京を遠望する感じで。
冬の夕暮れ、春の宵、そして真夏の昼間、いろいろに見えてくるんです。きょうは積雲が湧き、本当に夏なんだなあと思いました。

春海橋南側を見る。そこにコンクリート工場あるでしょう?最近は工場萌えなんて言うらしいけれど、こうした工場の景色も好きです。蒲田に住んでいた昔、川崎のコンビナートに工場の写真を撮りによく行きました。ここ、晴海、豊洲地区は再開発が急速に進み高層で高級なマンションが建ち並び始めていますが、そこにまた別の人間の営みが見える景色がコントラストを与えるって面白いと思うんです。いつまでもこの工場がマンションに囲まれて、いいコントラストの景色が続きますように。

2008年7月21日月曜日

7月21日 雑草であっても

きょうも湾岸。新豊洲駅前。ここらへんに市場ができる筈なのですが、どうなるのでしょうね。雑草も日の力を得て、とても豊かに。都心に行ってしまうとこんな雑草さえみないですもの、雑草であっても緑を愛でてしまうのですよ。

うってかわってがれきのやま。こうした対比に目を向けてしまいます。ほんとに一時の風景。数ヶ月さきにはないでしょう。季節も風景も人のこころも移ろってゆくのです。

7月20日 夏やすみ、はじまる

きょうから小学生は夏休み?朝から高速道路は渋滞でした。僕もふらりと出かけたくなって高速道路にのりました。けれど、あんまり渋滞がひどいので遠出をやめて湾岸をぶらり。ここは大井埠頭中央海浜公園。とても眩しく、熱く季節の移ろいを感じます。蝉も元気に鳴いていました。
城南島に渡る橋の上から。波打ち際でつりをする人や肌を焼くひと。それぞれの過ごし方です。いつもは、トラックの行き交う街もきょうはのどかでした。
ビックサイト向かい側駐車場。ここはずっと工事をしているけれど何ができるのでしょう。
空き地の先に東京が見える。ここはいつも心惹かれます。

豊洲ららぽーと。海辺を散策できるのは素敵です。東京が水の都といわれる日がくるといいなあ。

2008年7月18日金曜日

7月18日 三日坊主

きょうは西麻布のフジフイルム本社から。フジフイルムのインクジェット用紙画彩写真コンテストの選考に行ってきました。アマチュアの方からの作品がほとんどですが、みなさん上手ですねえ、びっくりしました。僕もうかうかしてられません。選考している間に外は雨。ざっと降ってさっとあがりましたけれど、空はどんよりです。

帰りはタクシーで銀座へ。内堀通り、国会前交差点。雲が早いスピードで通り過ぎわくわくしました。台風の影響でしょうか。きょうは小学校の終業式らしいですね。さあ、これから夏休み。宿題の絵日記とか、だいたい三日坊主でしたけれど、ブログはなぜか三日坊主にならずに続いているなあ。夏休みを乗り切れるかな。

7月17日 空がなくなってしまう街

豊洲4丁目交差点。にょき、にょき。ですね。ここ豊洲はららぽーとができる前は、空が広かったけれどこの数年マンション建設ラッシュです。空がなくなってしまいそう。
有楽町駅前も再開発が終了し、キレイになったけれど、同時に空もなくなりましたね。隙間から夕焼けに染まる雲。切ないです。いつもと違う切なさだけど。

もう一枚、有楽町駅前。フルーツ百花園は再開発に入らなかったんですね。ビルに囲まれたこの一角、ほっとします。百花園はいつからあるのでしょう?僕が子供の頃からありましたよ。今も売っているカットパインを母にねだった覚えがあります。ずっとあのままの風景でもよいのに。きょうは、ビックカメラでインクジェットペーパーとインク、そしてハードディスクを買いました。50点のプリントをオーバーナイトで仕上げます。そして、昨日MacBookProのハードディスクが壊れたので合間をみて換装しなくっちゃ。はあ、今夜も徹夜です。

2008年7月17日木曜日

7月16日 時の声、蝉の声

夕方の空き時間にBMW専門店ボクサーハウス http://homepage2.nifty.com/boxer-haus/
に遊びに行ってきました。もう、BMW じゃ、ないけどさ。長いおつきあいなので、バイクの話で遊んでもらおうと思って。途中の湾岸高速有明付近で、まずは一枚。湾岸線大井ランプでおりて、357号線を曲がると蝉の声が聞こえてきました。早いですね。いつの間にやら、時間に取り残されてしまったような気分になりました。
もうすこしで、ボクサーハウス。鮫洲ポンプ所。雨水をためる貯水池の工事中らしいです。
なんとも言えない空間になってますよね。まさに一点透視法って感じ!
鮫洲1丁目25番地先。ここ少し前まで、ツタの絡まる古い工場(もしかしたら廃棄物処理工場)があったんですよ。コンクリートの壁にツタがからまり、それはそれはあじのある建物でした。そのまえでモデル撮影もしたことがあるんです。大好きな建物だったのに残念。

2008年7月15日火曜日

7月15日 ちょっとクヤシイ

京橋1丁目、久安橋の公園。なぜか、植え込みというか雑草生い茂ってるんです、ここ。奥には首都高が見えてます。雑草も、もりもり元気で夏なんだ、と嫌になるくらい思い知らされます。今日も朝から蒸し暑かったですからね。

日もくれてから、上大崎のスタジオに。上大崎1丁目22番地先。すこし、早めについたのでちょいと夕涼みがてら散歩しました。すっきりしないけれど、ひつじ雲がうっすら、電線にかたどられてました。電線。これも大好きなアイテムなんです、なぜか。これから盛夏を迎え、電線の向こうに入道雲、そんな風景が見られる日がきっとあります。写真を撮る前から、きゅんとしちゃうんですよ。雲と電線。たのしみたのしみ。ところで、きょうの晩ご飯はスタジオでピザ出前。たまーに食べると美味しいですね、でもちょっとしか食べてないのに胃がもたれてしまいました。ちょっと気持ち悪いので今日は早寝します。トシなんだねえ。ちくしょ。

7月14日 水蒸気のさきに

晴海5丁目。今この辺はマンション建設ラッシュなんですよ。この先は東京湾だけど、いずれなのかな。いまはなんだか未整理で、アジアっな風景。とても暑かったし、ちょっと異国情緒でした。
晴海3丁目、高潮防止堤防から。この堤防が、今いるところが島であることを感じさせます。
錆が浮いてとても味があるのだけれど、おしゃれなマンションがいっぱいになったら合わなくなるよね?堤防もおしゃれに作り替え?

黎明橋から勝ちどき6丁目。東京は水の都ですねー。本来なら、そうあったことを感じさせてくれます。手前に屋形船のりば、向こう岸に荷揚げクレーンの突き出た大きな倉庫。そして2本の高層マンション。新旧、そして違うひとのニオイが入り乱れていいですね。いいなあ。これから街が出来上がって行くところって魅力的です。とくに湾岸地帯は倉庫や空き地ばかりの何もないところにマンションが出き、自然発生的にコンビニができ5年もすると街のカタチになってきます。面白いですよね。あ、この辺て東京湾花火大会の特等席じゃない!?

2008年7月13日日曜日

7月13日 灯りのともるころ

今日は一日、おさぼりでした。そんな日が一日くらいあっても良いでしょう?もう日が暮れる頃、オートバイで河原に出かけました。東葛西7丁目20番地先。中央にあるのは大きな鉄工所。スレート葺きの屋根がすてきです。日が暮れて青い光の中でも草はあおあおと生きている。本当に夏なのですね。

そしてちょと場所を変えてなぎさ公園の築山に上ってみました。日暮れて、マンションのひとつひとつの部屋に灯がともり始める時間。見ている間にも、ひとつ、またひとつ。夕餉の時間を迎えて灯がともり始めました。そのひとつひとつに家庭があり、人生がある。しみじみと思ってしまうのです。飛行機で旅行をして、ナイトフライトのときに街の灯りが見えるでしょう?そのひとつひとつに今日と同じ気持ちを感じます。幸せがあり、悩みがあり、そして苦しみもある。それが、時間でつながることが人生なのだと。いつもそんなことを考えます。こんな時間に。

7月12日 空を見上げて

きょうは朝から恵比寿ガーデンプレイス。オリーブの木があるの知ってますか?ガーデンプレイスができたとき、植えられたオリーブの木。当時は珍しいと思いました。そのオリーブの木もいまや大きな立派な木。時間はいつも流れているんですね。
ニコンデジタルライブ会場。ニコンD700の発表会でした。ぼくは、ポパイ編集長クマイさんとトークセッションをしました。ファッションフォトになにが求められるかってテーマです。若い聴講者の方にはとてもウケが良かったようです。
セッション終了後、39階レストランで昼食。いい景色です。暑くて熱くて霞んでいますが中央に臨試の森公園、左手前に日の丸自動車、目立ちます。予期せぬ風景は、心にきしみます。もしかしたら、ここを歩く自分の姿があったのかもしれません。それが時間というものなのかもしれません。このあと、みるみる空はかきくもり、雷光が見え、そしてこの風景さえ厚い雲に閉ざされました。ドラマチックな一時間でした。

雨はあがり、日の沈む頃自宅近くの河原に行きました。水門越しに見上げれば、夏の雲。積雲が残照に照らされていました。いつも、この雲は僕の心をかき動かすのです。きょうも一日、空を見ていました。

2008年7月12日土曜日

7月11日 ナイトクルージング

晴海3丁目交差点。仕事帰りです。12時を回ってしまいましたが、まあ、まだ11日ということで。元はホテル浦島がありましたけれど、夜は寂しいところです。ぽつんと、そして煌煌とコンビニがあります。いつも夜中にとおりかかると、ああ、ここってオアシス。そう思うんですよ。なにかあってもここには人がいるって。環境問題からコンビニの深夜営業を自粛させようという動きがあるけれど、コンビニをオアシスのように考えている人は多いのではないでしょうか?なにか、別のことでなんとかならないかなあ。

豊洲のららぽーと。水上に浮かぶ宮殿みたい。香港の水上レストランを思い出します。香港には毎年行くんです。仕事ですけれど。夜は会食があり、アバディーンの水上レストランに行きました。仕事とは行っても、いつものスタッフ、そしてことさらに仲のよいクライアントさんからのお招きだから、会食は旅行気分。異国情緒たっぷりです。楽しいだけにいつも寂しくなります。あの人を連れてきたい、友達ともきてみたい、あ、親孝行もしなくちゃ。なんて。
今年も香港に行くでしょう。仕事だけで。

2008年7月11日金曜日

7月10日 境目をうしなう空

ここから見るとパシフィックセンチュリープレイスと丸ビルが見えているんですが、きょうみたいな日は、空に溶けて行くようで不思議です。雨の日も雪の日も、そしてむっと暑い日も溶けて行きます。同じような景色なのだけれど、その日の気持ちで見え方も違います。写真は自分の気持ちを投影するものなのですね。京橋2丁目から。

銀座2丁目、昭和通り沿い。もう夕暮れ。きょうも一日暑かったです。そして、あじさいの季節が終わりましたね。夕暮れに白い花が浮かび上がりきれいでした。この花の名前を知らないのですけれど、季節が移ったことをしみじみ感じます。時間は一方通行なのだと心に刻みました。

2008年7月8日火曜日

7月8日 おともだち

きょうはスタジオ写真フェアです。ニコンのブースでセミナー講師をしてきました。テーマは無線LAN。このテーマでセミナーをするようになって3年くらい。やっと認知度があがったと実感できました。
喧噪のフェア会場を逃れて、会場裏手へ。どんよりとした雲がまずは目に入りました。重く、そして、早く。一緒にいた代理店のIさんと「せつないねえ」と二人でつぶやきました。風景を見て共有する時でした。

Iさんとは少し年が離れていますが、実家がすぐ近所であることが判明しまいした。この写真はゆりかもめから青海を見ていますが、こうした風景に違和感を感じないところが記憶の中のふるさとです。僕たちの原風景は同じであるようでした。

2008年7月7日月曜日

7月7日 たなばたの日に

スタジオ写真フェア(明日・明後日)の準備でビックサイトに行きました。夕暮れ時は雨も止み、少し日が見えたけれど、かえって切ない風景になっちゃいました。きょうは七夕ですね。僕の望みはかなうのでしょうか。

帰りのゆりかもめは空いていて、ゆっくり車窓の景色を眺めることができたけれど、きょうみたいな夕暮れは切なくていけません。夏は思い出をつくる季節です。今月は花火もたくさんです。

2008年7月6日日曜日

7月6日 森へ行こうよ

きょうは、森へ。トレッキング&森林浴。暑い日が続くんだからリフレッシュしなくちゃね。

森へなんて、書きましたがタネ明かししますと、代々木公園でございます。きょうはオープンロケモデル撮影です。上の写真はロケ場所ですが、ぜんぜん爽やかじゃありませんでした。一日、暑さで窒息しそうでしたからね。ヤブ蚊も多くて大変。でも、目は潤わせてくれました。ありがとう。