2008年8月17日日曜日

8月17日 ビニール傘とサンダル

寒くて重い雨でした。お盆休み最後の日は道路も空いていて寂しさが募ります。冷たい雨をサンダルではじきながら、一人の時間を歩いてみました。八丁堀2丁目5番地。

雨の日は普通に寂しさを感じるのですけれど、意外と嫌いじゃありません。子供の頃はとっても大好きでした。傘をさして、傘に守られている感じ。あの感じ。いまも雨の中に出かけて行くの嫌いじゃありません。雨に濡れないように準備して、準備をしながら雨の先に何が見えるか考えながら。雨の日には、風景にも自分の心にもいつもと違うものが見えてきますから。八丁堀2丁目1番地。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

始めましてこんにちは。
関川さんからの紹介で遊びに来ました。

実は、なかなかコメントが書けずROMっていたのですが
自分が撮った同じ日の近い場所(新川)とこれほどまでに
雰囲気が違うのかと驚いてしまい書き込んでいます。
そこに居る人・撮る側の思いなど
いろいろな物が重なって一枚の写真になるのですね。


下の南大東島天の川、星がとても低くて水平線に付いてしまって不思議。幻想的でとても素敵でした。

茂手木秀行 もてぎ ひでゆき さんのコメント...

ikukoさん コメントありがとうございます。

写真にはいろいろな撮り方がありますね。きれいなもの、興味を引かれたものをその心のままに撮る。これが基本で写真の楽しさです。

でも、東京アーカイブではちょっと基本とはずれた撮り方をしているんです。自分の感情や原風景をいま東京にある風景に投影しています。それを投影できる風景を探しているんです。誰もが興味を引かれる、キレイと思う、そんなところから外れた風景のほうが、そうした投影がしやすいんだと思います。ここにあるどの風景もわざわざ見に行くようなものではありませんからね。でも、それもまた写真の楽しみ方かな、と思っております。 もてぎ