2008年9月29日月曜日

9月27日 隙間の向こう

銀座の通りは永遠に変わらないものだと思い込んできました。けれども、このところ随分建て替えがすすんでいるんですよね。改装、改築ではなくて建て替えです。ここは越後屋さん、といっても、取り壊しまえの記憶がないのですけれど。銀座2丁目6。
そしてつばめグリル。おいしいハンブルグのつばめグリルです。おいしいものって思い出につながりますね。美味しい老舗はいつまでも思い出とともにずっとそこにあってほしいです。

京橋1丁目10番先。空の隙間。隙間の先には何もないのか、隙間をうめてくれるものを見いだすのか。いくつもの隙間を見いだしながら、隙間のない時間に踏みとどまりたい自分の心を見つけました。今日は誕生日。

2008年9月26日金曜日

9月26日 きょうはいろいろ

八丁堀2丁目1番。首都高速を渡る橋。橋の名前を調べなきゃ。いつもの公園ですが、今日は大変な発見をしてしまいました。これまで、何気なく見過ごして来たのですが、この公園、家庭菜園なんですよ。ブルーベリー、なし、柿、山椒、夏みかん、姫リンゴ。もう、食べられるものばかりが植えてあります。なかでも柿はもうすぐ季節。美味しくなるかな。東京大災害時の非常用食料であります。公園にはすべて食べられるものを植えましょうよ。
さて、果実はジャムになりますな。てなわけで明治屋さんです。京橋二丁目2番。奥は地図ではビーエムダブリューとなっていますな。明治屋さんもそのうち、ガラス張りの近代ビルになっちゃうんでしょうか。レンガ作りのこの建物、ヨーロッパの町並みのようで美しいですよ。むかーしの銀座はこんな建物が並んでいたのですよね。パリの町並みもいつかは近代ビルに置き換わるのでしょうか。明治屋さん、ずっとこの建物残してくださいね。
さて、笑う家ならぬ笑う窓。ちょっと意地悪そうな笑いかな、これ。京橋2丁目7番、明治屋向かい。

京橋3丁目6。叫ぶいえー。けっこう、いっちゃってます。なんだか、目は遠く、叫んでます。

9月25日 ロケハンデイ

きょうは、代々木公園のロケハン。やっぱり都内でロケといえば代々木公園。ずっと昔から来てますけど、考えてみたら撮影以外で来たことないかも。学生のときに来たかな。そのころはオペラシティはなかったはずだよなあ。

ちょっと今日も暑かったですね。木漏れ日は、まだ夏を思わせる日差し。

9月24日 でずっぱりな一日

今日は爽やかですね。気持ちいい反面、季節の移ろいが過ぎた時間を思わせ少し寂しい。
朝からAPAで会議でした。APAのあるビルから首都高新富町ランプを見下ろすと高いビル、低いビル、いろんなビルがあって面白いです。

首都高新富町ランプには使われていない道があります。ちょっと不思議。
夜はJPSとさらにもう一件うちあわせ。半蔵門からもどるのに日本橋でおりたら道に迷いました。どうやら日銀本店向かい、三井本館の柱です。ヨーロッパみたいね。

そして、見覚えのある八重洲仲通り。八重洲1−3。飲屋街なんですよね。柳の向こうにいい感で居酒屋さんが。ふらふら〜っと立ち寄りたかったけれど、もう終わってました。迷ったあげくに寂しい夜、でした。

2008年9月23日火曜日

9月23日 ちょっと違う顔の家

このお家マージャンやさんです。ちょっと犬の顔に見えません?舌をちょろっと出してます。八丁堀2丁目18番。

そしてちょっと童顔な顔の家。うふふ。
八丁堀2丁目4番。

9月22 雨の日も、ロケ

今日はポパイ別冊、「コンバース」ムックの撮影で横須賀へ。ロケなのに雨。ですがね、あまり不安はないのです。クライアントさんも代理店も一緒ですがだれも不安を口にしません。なんでって?雨の日には雨のいい写真が撮れるからです。それにしてもいい雲だなあ。レインボーブリッジ上。

そして、湾岸高速へ。羽田空港ですが、なんですかっ?この塔。魅力的じゃありませんか。なにを作っているんでしょう?確かめに行かなくっちゃ!

9月15日 花のなまえを知りたくて


そしていつもの八丁堀3丁目2番地先公園から。この白い花、近頃良く見かけますね、街路樹として植えているんでしょうね。でも、花には疎くて名前がわかりません。きいても忘れてしまうんでしょうね。学生のとき、高山植物の撮影のアルバイトをしていましたが、その時も山に登ることが楽しくて、覚えた花の名前をすっかり忘れてしまいました。

9月14日 ゲイサイ11

本日はアーティスト村上隆さんのプロデュースするゲイサイ。一日だけのアートイベントですが海外のキュレーターやマスコミもたくさんやってきます。村上さんとの関わりは5年ほどですが、このゲイサイの撮影もずっと続いています。オフィシャル撮影チームの責任者なのですが、今回は31名のフォトグラファー&バックアップチームを組みました。
ほぼ一日の撮影が落ち着き、ほっと外に出るともう日が暮れてました。忙しく興奮している気持ちを覚ましてくれる夕風でした。一日、二台のトランシーバーを耳につけ、鳴り響く携帯電話に応答し、フォトグラファーとバックアップチームのフォローをし、ちょっと聖徳太子でした。ずっと4つ5つの話を聞いていなければならないのです。でも、不便なのは口は一つしかないんですよね。指示だしは一つずつ。うーん、もどかしい。まあ、そんなわけで夕風は沸騰している脳みそを少しばかり冷やしてくれた訳でした。

9月13日 ちょいと避暑地に


9月も半ばだと言うのに今日も暑い一日。ふと思い立って軽井沢の別荘に避暑にきました。
なんてな、そんなこと言ってみてーもんです。ここは学習院大学。初めて入りましたけど、きれいですね。この建物はなんて言うんでしょうか。ほんとに軽井沢に遊びにきたような錯覚をしちゃいます。日差しも美しいけれど、蒸し暑い一日でした。
今日は、学習院大学卒のフォトグラファー、小城さんが母校で講演をするというのでお邪魔させていただきました。取り壊されてしまったピラミッド校舎なる建物はウルトラセブンのロケ地なんですってよ。

9月12日 どなたか、時間を

銀座2丁目、天津飯店の上には時計台があります。昔はもっと時計台やら、街頭に時計が多かった気がしますが最近少ないですよね。まあ、ひとりひとりが腕時計を持つ時代だし、携帯で時間もわかるし。時間に追われる割には時計が街なかになくても意外に苦労はないものです。ですがね、やはり、時間を取り違えた昨日の今日!街なかの時計に目がいってしまいます。ちなみにここの時計も動いちゃいません。

昭和通り、銀座3丁目から汐留を望む。望遠ですよ、望遠。300ミリ望遠です。28ミリ〜300ミリなんてとんでもないズームレンズを買いました。タムロンです。いまのズームはいいですね。とてもいい像を結んでくれます。久しぶりに300ミリなんて望遠レンズでちょっと興奮してしまいました。まあ、ファッションフォトをながらくやってるわけですが、その昔はファッションフォトと言えばなんでもかんでも300、2.8でした。サンニッパーってやつです。そして90年代頃は超広角14ミリが流行りました。で、いまはというと、あまり極端なレンズは使わない傾向ですね。むしろレタッチやライティングに力をおく傾向だと思います。超望遠や超広角ってレンズ効果の面白さで絵が出来てしまうんですよね。ある意味、同じような絵になりがちでそこから抜け出るのは大変です。はやりすたりもありますが、普通のレンズで絵作り&アイディア勝負が今のファッションフォトです。とても正常進化に思えますよ。

9月11日 ああ、はやとちり

ああ、今日は10時から白金で撮影なのに目が覚めたら9時半じゃないですか!あいや、飛び起きてバイクにまたがるやライターさんに電話しました。すいません、15分遅れます!でも少し早く、いつもの白金につきました。でも、なんだか様子がちがーう。出てきたスタジオさんも怪訝な顔。ずいぶん早いですねって。???実は僕は時間を間違えていたんです。時計の表示がUTCになってました!日本標準時では今は7時10分。ああ、とほほ。時間の見間違いって訳でした。そこで、カメラ片手に朝の散歩に出かけた訳ですけどね。
まずは、スタジオ裏手の上大崎1丁目の墓地。この辺りは起伏に富んだ地形でずいぶんと坂や崖があるんです。こんな起伏があるから意外な遠くまで見えるんですよね。東京湾花火が見えたのは意外でした。
さて、たっぷりと時間があるので歩いたことのない上大崎3丁目を歩いてみました。
いつもスタジオから大通りを挟んで目黒駅方面。さらに、目黒通りから一本裏手で探索です。まさに夏の朝を感じるさわやかで暑い時間です。このお宅の前の白い花。南の島に遊びにいった日を思い出すようでした。
そして、また少し進むと、つたの絡まるここはどうやらカフェバーのよう。意外に飲食店が多いことに気づきました。ちょっとこじゃれたレストランもあり。いずれ行ってみようと。それはいつの日になるのやら。そんな切ないことを思っても、朝の光の中では、気分は明るいままに過ごせますね。
ありました!大好きな電線。もう、空を縦横無尽に区切ってしまっています。裁判所共済組合東京宿泊所みやこ荘前。
そして、ビルの谷間の公園。もう9月、季節は秋ですが、夏の暑さはまだ残り、緑が青青豊かです。カラスアゲハがひらひら舞っていました。

この公園、映画のロケにも使いそうな、なんだか味のある公園です。僕は好きだな、この公園。この公園で、何でもない時間、でも秘密の時間を過ごしたい、そんな感じです。
それにしても、ずるくないですかね、この脇のお宅。こんなに魅力的な公園に囲まれている上に目黒駅まで5分と掛からないところなのですよ、このあたり。ああ、僕も棲みたいです。

9月10日 秋近し銀座の夕暮れ


銀座一丁目にパイプタバコを扱うタバコ屋さんがあるんです。ここだけでなく、6丁目にも。手に入りにくい、パイプタバコなんですが、銀座の環境は上々です。ま、吸える場所はすくないですがね。
夕方の銀座をゆるゆると歩くのはいい気分です。仕事はまだまだ残っているけれど、タバコを買いに行く時間はいい息抜きです。まっすぐ抜けた南の空もうっすら茜色。まだ蒸し暑いですけれど、秋、感じますねえ。

2008年9月9日火曜日

9月8日 鋼鉄のからだ

きょうはかちどき橋。昔は真ん中が跳ね上がってたんですってね。ニュースで見たことはありますが実際には見たことがありません。それよりも、この曲線でありながら男性的な力を感じるこの橋。いいですよね。あざとくデザイン性を狙うんじゃなくて、安心して橋を渡ることのできる力強さが魅力です。
鉄、鉄。ステンレスでもなければ、アルミでもない。力強さを感じるのは鉄です。鋼鉄の胸、鋼鉄の腕。そしてこの鈍く深い輝き。昭和の工業を思い、社会が動く力さえ思い描いてしまう。惚れるなあ。この鉄の鋲。

と、目を転じると大きな木。そしてその向こうに築地、汐留が遠望できます。大きな木の木陰にならべた、マッチ箱。鋼鉄の力強さを見せつけられた直後ですからねえ。ガラス張りの大きなビルが華奢なものに見えてしまうんです。この大きな木に守られていなければならないような、木が倒れたらつぶされてしまいそうな。なんだか危うく感じてしまいました。

9月7日 あの日への道

きょうは日曜。でもロケでした。遠く遠く夏休みを思うような雲と日差し。草原に続く道は遠い思い出のよう。夏が幻想の季節であることをもう一度思い起こさせる残暑の一日でした。
傾いた日差しは、木々の間をすり抜け、光の模様を作り上げます。でも、人は木陰に休息と憩いを求めるのです。瀬せらぐ小川の音よりも、蝉の声と幸せな子供の声が聞こえる残暑の午後でした。でも、もう秋の光はすすきの穂先を照らしているのです。

きょうは遠いところに来たわけじゃありません。東京アーカイブですもの。きょうは葛飾区にある水元公園です。ここは大きくて素晴らしい公園です。森と川と草原、そして一番大事な空があるところです。日差しをいっぱいに受ける幸せを感じました。でも、一日仕事で頭から日に焼けました。脱皮体験できるかも。

2008年9月5日金曜日

9月5日 すっと抜けるところ

八丁堀4丁目、桜橋ポンプ所。ここはすっと空に抜けていつも気持ちがいいのです。でも残念ながら中には入れません。どうも、いつも中には入れない、そんなところが好きみたいです。

新富町1丁目交差点。角の床屋さんを中心に2階建ての家が軒を連ねています。周りは高い建物ばかりだけれど、この2階の軒が連なっていた頃の風景を想像してしまいます。この道の先も、ずっと先まで見えていたのでしょう。

2008年9月4日木曜日

9月4日 笑う家2

ありますよ、笑う家。こちらは随分大笑いのようです。目も回っちゃってるし。何事かものすごく嬉しいことがあったんでしょうか。こちらのお宅には建築計画の看板が貼ってあるので近く取り壊して、建て変わるみたい。建て替えることが住まわれている方にとってうれしいことなのでしょう。きっとおうちもそれを喜んでいるのですね。

銀座1丁目21番地。きいろい花、きいろい花。なにか幸せな感じ。夕暮れの青が黄色の花を引き立たせてくる時間です。もう日が暮れる。もう、ふらふらおいしいものを食べに行きたい、冷たいビールを飲みに行きたい。でもね、まだまだ仕事が待っているんです。僕を待っていてくれるのは仕事だけなのですかねえ。

9月3日 リフレクション

京橋2丁目13番地。ビルに囲まれながら、木造モルタル2階建てのおうちが5件ほど寄り添っています。手前のガラス張りのビルからの反射がこのおうちに当たるんですよ。光に恵まれている感じがします。いずれビルに建て変わるのでしょうけれど、こうしたおうちの続く風景の方が落ち着くなあ。ずっと昔は2階建てで軒がずっと連なっていたんでしょうね。

銀座3丁目12番地。ざっそう。伸びました。僕の身長ほどもありますよ。秋にはかれるのでしょうけれど、雑草もれっきとした緑。緑少ないビルの谷間をすこしばかり潤してくれているのだと思うんです。

9月2日 影絵と歩く

ビルの壁で大きな影絵遊びです。きつねやらわしやら、やってみたいところですがヒトの手ではちいさいですね。八丁堀2丁目14番。

八丁堀2丁目7番地。影絵の続きです。いまは木にはっぱがついていますけど、冬になって枝だけになると影絵は寂しいですよね。冬にはなにかを枝につるしてあげよう。
きょうから少し写真を大きくしてみました。写真をクリックしてみてください。

2008年9月2日火曜日

9月1日 夏は終わったのだと

光陰矢の如し。今年も夏が終わってしまいました。節季で言えばとうに夏は終わっているんですが、やっはり9月になると夏が終わったんだという気がします。夏。夏のイメージは特別です。日差し、思い出。昨日まで夏だったのにきょうは遠くなってしまいました。
きょうは午後元麻布へ。御成門小学校脇。西日の木陰ももう弱々しく、蝉の声にも張りがないようです。
麻布高校グラウンド。夏の思い出はやはり運動場でしょうか。行き止まりに見える運動場に夏の終わりを感じます。やはり、ヒグラシですね。
ふと見上げると巻雲。もう本当に秋の空。
仙台坂を二の橋に向かっておりて行きます。すこし、見えるお寺の瓦、ごみおきば、路地の植栽、そして打ち水のあと、まだ暑い残暑の夕暮れのまったくなんでもないところ。でも、人の生活の匂いをかいだ気がしました。

三田1丁目、當光寺。山門、ビル、東京タワー。いろんなものがちょっとずつ。なーんか、これも東京なんだよなあ。